Appleは東京オリンピックの開催に合わせて日本のマップアプリの情報を大幅に拡充すると報じられています。東京が改善の中心になるとは思われますが、日本全体でマップアプリが改善されるということで大いに期待しています。そこで以前にAppleに報告して全く改善されない自宅周辺の航空写真について、もう一度報告しておきました。
雲に覆われて使用不可
現在、Appleのマップアプリで自宅周辺の航空写真を表示すると雲に覆われて何も見えません。確かに自宅周辺（特に農村エリア）はそれほど多くの人が住んでいるわけではなく、Appleとしては隣接する比較的大きな都市（帯広）の航空写真がうまく表示できていればOKなのでしょう。それでも住宅地の広がるエリアやスポーツ施設、学校などにも雲が広がっており、地域住民の多くの人がiPhoneのマップアプリの航空写真は使い物にならないと感じているでしょう。
自宅付近のApple Mapの航空写真。これはあかん。 pic.twitter.com/E74i80zjpM
— ふーてん (@hu_ten_) 2019年6月2日
現時点で航空写真が使えなくてもマップアプリの用途が限られるということはあまりありません。しかしiOS 13からは紛失したiPadやMacBookがオフライン状態でもどこにあるかを表示できるようになります。鮮明な航空写真は地図よりも情報量が多く、MacBookやiPadを紛失したときの状況を思い出しやすくなります。また紛失防止タグを開発中との噂もあります。この機能のためにもぜひ雲を取り除いてもらいたいと思っています。
ちなみにこの問題は1年ほど前に一度Appleに報告しています。しかし全く動きはなく、ずっと雲に覆われたままです。今回Appleが日本のマップアプリ改善に力を入れているというまたとない好機にもう一度、報告して改善要望を出しておきました。
なお報告は簡単です。マップアプリの右上にある「i」マークををタップして、「問題を報告」と進めば内容に沿った選択肢が出てきます。今回の報告は「その他の問題」に該当し、その場合はマップアプリのスクリーンショットなどを同時に送信することもできます。普段利用する場所周辺の地図や航空写真に問題があれば、簡単に報告できるようになっています。